『ワールドクラス・パスガード vol.1 パスガードの基本』
（World-Class Guard Passing vol.1 The Basics of Guard Passing）
講師：カウアン・タニノ（Kauan Tanino）
価格：定価¥12,100(税込)

■解説記事
購入検討の方はぜひお読みください。
https://grappling.jp/bjj/list/kauan-passguard_vol1/

■講師紹介：カウアン・タニノ
2023年、パンアメリカン選手権、ヨーロピアン選手権、さらに世界選手権を制し、茶帯に昇格。圧倒的な実力を発揮し、アジア選手権を制覇、2023年NOGI世界選手権でも優勝を果たす。
現在はアメリカに拠点を移し、名将アンドレ・ガウヴァオンの指導のもと、世界最高峰のATOS柔術アカデミーで技術を磨く。すでに黒帯トップクラスの実力を持つと評価されており、今後のさらなる活躍が期待される。

■作品成立の背景
本作品はパスガードの精度を上げるディティール（ポイント）の解説集です。カウアン選手がATOSで学んだテクニックがふんだんに盛り込まれています。
日本でATOS直伝のテクニックが紹介されることは稀で、まさに「ワールドクラス」にふさわしい作品に仕上がっています。

■本作品の革新性
便宜的に「レッグドラッグ」「トレアドール」など特定のパスガードを題材にしていますが、技の手順やポジションよりも”ポイント”（細部のディティール）に注目してください。（カウアン選手談）

・パスガードを仕掛ける準備（探り）
・対デラヒーバの自重の調整
・足がきく相手のリカバリを制する方法
・枕や脇を刺した時の体の位置、"指"の掛け方
・厄介なパンツグリップの効果的なカット法
・足回しでガードを飛び越すメカニズム
・抑え込みを返されないための足の向きと前後関係
（そのほか、グリップ・肘・膝を置く位置、ラペラを持つ位置の数センチ・足先を向ける角度の調整etc.）

一般の競技者が普段の練習で意識することがないレベルの言及が多いため、「世界トップクラスの選手はここまで考えて技術を作り上げるのか！？」と驚くことでしょう。

本作品は、みなさんの技術の精度を上げるだけでなく、普段の練習の意識を高めるための教則と位置付けられます。

ポイントひとつひとつにカウアン選手の試行錯誤と明確なアンサーが詰まっています。

■コンテンツメニュー
全編73:07
1. 自己紹介
2. 足を持たれたときのグリップ解除
3. 袖と襟を持たれたときのグリップ解除
4. グリップの作り方と肘の使い方
5. 頭と肩の使い方
6. 下半身の使い方
7. 膝の使い方
8. 足回しのドリル
9. 足回しからのレッグドラッグパス
10. 足回しからのバックテイク
11. 足回しからの片足担ぎパス
12. 足回しにラッソーされた場合のパス
13. ラッソーガードに対する足回しパス
14. 片足回しパス
15. 片足回しパスからの内回しパス

■本作品の対象者
カウアン選手の技術の高さ、細部の練り込みは中上級者ではないと理解できないかもしれません。

・あと一歩でガードに戻される
・ガード巧者の同じ展開に捕まる
・上級者のグリップを処理できない

といった失敗を何度も重ねて、自分なりの課題をいくつも抱えている競技者でなければ本作品の凄みは感じられないでしょう。その意味合いでもやはり中上級者向けの内容といえます。
（初心者からこのレベルの意識を持って練習できるのが理想ではありますが）

「こんな技術があったとは！」「再現するために足回しの反復をがんばろう」などの発見が得られる作品です。

現在伸び悩みを感じる方はぜひ本作品から新しいエッセンスを取り込んで練習に活かしていただければと思います。

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